AmazonのIoTボタン。使い捨ては嫌!

2500円もするのに、2000回しかボタンを押せないAmazonのIoTボタン。
ボタンを押すとAWSと連携し、アクションを起こせる便利なボタンですが、ケースは溶着されていて電池交換のできない使い捨て仕様です。

私はコレを玄関に設置して、ドアの開閉を感知するとLINEに「玄関ドアが開きました」とメッセージを送る使い方をしています。

ドアでボタンは押せないので、ケースの溶着部分をカットしてこじ開け、ドアにつけたマグネットスイッチとつないでいます。

また、本来電池1本で動くボタンなのですが、2本が並列に並ぶようにした電池ボックスを外部に設けました。
こうすることで、電源を落とすことなく、1本づつ交換できるというわけです。
これで、「使い捨てにせずに済む」とその時は思っていました。
2000回の寿命と言うのは電池残量を内部で計っての事だと思っていたからです

ところが・・・

電池を入れ替えても、寿命が延びるわけではない事が後になってわかりました。
電池を新品に入れ替えた時、AWSのコンソールからこのボタンの残量を見ると全然増えていないのです。

嫌な予感がしてイベント記録の中身をみてみると、電池残量なんか計測してる様子はなく、AWSとつながる度にカウンターを減らすようにしているみたいです。

万事休す!?

ただ、ネットが一時的に不通になった時にボタンが押されても、カウンターが減らない(押された事を記憶していない)事もわかりました。

しかし、AWSにつながらなければLINEにメッセージ送れないし、つながれば確実に寿命(カウンター)は減っていきます。

・・・・・・・・・

結局あと11回で使用できなくなるところまできた時、無線ルーターのパケットフィルターでインターネットへの接続を拒否するように設定にしました。
これでボタンはAWSとはつながらないので、カウンターは減らないはずです。

でも、LINEにメッセージは送りたいので他の手段は講じなければなりません。

そのためには、もうサービスが廃止された「Amazon Dash ボタン」のハック記事が役に立ちます。

要は、LAN内のマシンにネットワークに流れるパケット情報を常時監視させておき、ボタンのMACアドレスからの信号を見つけるとIFTTTと連携、webhookを通してLINEにメッセージを送ると言う手段が先人により確立されているので、これを使うと言う事です。
IoTボタンは外部とは接続できないようにしましたが、LAN内部にはつながるので問題ありません。

幸い犬の見守りカメラとして使っている古いネットブック(OSをUbuntuに入れ替え済み)があるので、それに仕事させる事にしました。

それから数十回ドアの開閉してますが、問題なくボタンは働いてくれてるしLINEにメッセージも届きます。

目論見は成功したようです。

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