いえ、「ちょうちんランタン(商品名)」です。
ちょうちんは英語でランタンですし、この名前には抵抗があったのですが決まったものは仕方ありません。
ま、「シティバンク銀行」ってのもあるし、わかりやすさ優先です。
普段使いというより、コンパクトになるのでキャンプなどの荷物のカサを減らせますし、非常用としてしまっておくにも便利です。
実際、2018年の台風で大阪が停電に見舞われたとき、トイレの灯りとして大活躍しました(自画自賛)
この製品はあらかじめテーマが決まっていたというものではなく、たまたま、百均をぶらついていた時「蛇腹式のドリンクホルダー」を見つけて、「ランタンに応用できそう♪」と、思いついたものを企画として上げたものです。
この任意の長さでバネ等を使わなくて固定できる蛇腹構造は、自宅でも使っていた布団乾燥機の収納式ホースなどに採用されていました。
もちろん、もとは特許のある構造ですが昔の特許なので権利が切れていたのです。
通常のちょうちんは置いて使おうにも自重で畳まれてしまうので、吊るしてしか使えませんが、この構造を使えば置いても使えます。
売り場では、ドリンクホルダーの色が黄色しか売ってなかったので、それを購入して動作イメージを説明する模型を作りましたが、そのままでは無駄なスペースも多いので、カタチのイメージはCGで提案しました。
そして市場に投入・・・
「まちかど情報室」というNHKの番組では内部構造まで説明しながら(蛇腹部をカットされてました!)紹介されました。・・・が
なんという事でしょう。あっという間にパチモンが出回りはじめました。
極めつけは夜9時台の経済系のドキュメンタリー番組を見てたときです。
なんと、そのパチモンが大写しになりました。
番組ではバイヤーらしき人物が上司に「面白いものを見つけました。」と、ちょうちんランタン(のパチモン)持ち出し、動かして見せたところ、その上司が「よし、それ行こう!」と即決する場面があったのです・・・
それまでも私の造ったものには数多くのパチモンが作られてきたので、いつもなら「またか…」なのですが、テレビでの大写しには流石にショックを隠し切れませんでした。