回転灯の使い道

赤色回転灯のデザインをしました。
業務用のものですが、パトカーに乗せるものではありません。

形状のデザインは単純な円筒だと面白くないので、ダイヤモンドのブリリアンカットを参考にしています。
あくまで外観だけなので屈折による効果があるわけではありませんが……

さて、製品化においては量産に至るまでの過程で試作品なども作るわけですがそれが手元に残りました。
クルクルと光が回る様子は見ていて楽しいものの、使い道がありません。

しばらく箱に入れたまま保管していたのですが、玄関のドアポストに取り付ける事に用途を見出しました。

このドアポスト、ポストのフラップに挟まれた状態だとボックスのカバーをあけるか、外出のためドアを開けるまで投函に気付きません。
また、キチンと中に落とし込まれたときはそれが確認できるようカバーにスリットが開いているのですが、その間隔が広いのです。

たまたま、はがきサイズのものが中央に落ちたら写真のような状態となるため外から見えず、投函があったこと自体に気付きません。

エントランスの集合ポストは確認する習慣があるのですが、玄関ポストは投函される機会そのものが少ないため、
投函物に気付かないままだった事がかつて何度もあったのです。

さて、試作品の改造ですがスイッチ部はドアポストのフラップに連動させればいいだけなのでセンサーには傾斜スイッチというものを使いました。
これを自由な角度で取り付けられるような部品を作りフラップの裏に磁石でとりつけました。

これでフラップが開けば(要は傾けば)赤色灯をONになります。

OFFにするには、赤色灯本体のスイッチを押します。

これを設置して以来「投函に気付かない」というトラブルはなくなりました。

 

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